Eagle取扱説明

各部の名称と機能

①グリップ
②ポンド・ティラー調整ボルト(リムボルト):ポンド・ティラーの調整
③ポンド・ティラー固定ボルト
④リムアラインメント調整ボルト
⑤リムアライメント固定ボルト
⑥プランジャー取り付け穴
⑦サイト取り付け穴
⑧クリッカー取り付け穴
⑨クリッカープレート
⑩センタースタビライザーブッシング
⑪アッパー/ロワースタビライザーブッシング
⑫カウンターウェイトブッシング

付属品

・クリッカープレート/ クリッカープレート取り付け用ボルト
・ハンドルカバー

・保証書

・安全にお使いいただくために

・取扱説明書のご案内

別途ご用意いただくもの

・リム(ILF 方式)
・ストリング
・サイト(照準器)
・レスト
・プランジャー
・スタビライザー
・ボウスタンド(弦を張った弓を置く際は、必ずボウスタンドをご使用ください)

ストリングの張り方

ご注意
・ストリングを張る前に、上下のリムがしっかり装着できたことを確認してください。
・ストリングを張る際は、必ず専用のボウストリンガーを使用してください。

一般的に、ストリングループの大きいほうが上側です。適正ストリング長についてはサイズチャート、スペック表を参照してください。
ストリングが正しく張れたことを確認したら、矢をつがえず、ストリングを5 ~ 10cm程度引いて離す“空射ち”を行ないます。これにより、ハンドルとリムの接合部の馴染みを出します。

サイトの取り付け方

サイト取り付け穴のネジ規格は#10-24 UNC です。取り付けネジはサイトに付属のネジを使用してください。

スタビライザーの取り付け方

スタビライザー用ブッシング(ネジ穴)は、ハンドルバック側(的側)に上下中央の3 箇所、ハンドル側面のグリップ下部に1 箇所の計4 箇所あります。ネジ規格は5/16”‒ 24 UNF です。お好みのセッティングでスタビライザーを取り付けます。
ご注意:スパナやレンチ等を使用する場合は、強く締めすぎないでください。強く締め込みすぎるとネジの破損の原因となります。

プランジャーの取り付け方

プランジャー取り付け穴は、グリップのピボットポイント直上の1 箇所、その前後に各2箇所、合計3箇所あります。ネジ規格は5/16”‒ 24 UNF です。クリッカープレートを移動させ、お好みのセッティングでプランジャーを取り付けます。
ご注意:スパナやレンチ等を使用する場合は、強く締めすぎないでください。強く締め込みすぎるとネジの破損の原因となります。

レストの取り付け方

ご注意:レスト装着の前に、ハンドル表面を脱脂してください。
本製品はスティックオン(両面テープ貼り付け式)レスト専用です。貼り付け方、貼り付け位置等については、レストの取扱説明書を参照してください

ノッキングポイントの取り付け


ノッキングポイントを取り付ける際は、ストリングと矢とが直角になる位置に対し、ノックが0 ~ 12mm 程度高い位置に調整するのが一般的です。適正なノッキングポイントの位置は、お使いのリムやティラーハイトセッティング、シューティングスタイル等により大きく異なります。専門知識のある方のアドバイスを受けるか、調整・実射を繰り返して適正位置を探してください。

ポンド・ティラーの調整


①ポンド・ティラー調整ボルト(以下、調整ボルト)天面の六角穴と、ポンド・ティラー固定ボルト(以下、固定ボルト)に、付属の六角レンチ(3/16”)を差し込みます。
②調整ボルトが動かないようレンチを押さえて、固定ボルト側を緩めます。調整ボルトを締め込みたい場合は、あらかじめ固定ボルトを十分に緩めておきます。
③調整ボルトを好みの位置に調整したら、調整ボルトが動かないようレンチを押さえて、固定ボルトを締め込みます。
④調整ボルトがロックされていることを確認します。

参考:調整ボルトは、最大まで締め込んだ位置(固定ボルトを十分に緩めた状態で調整ボルトが止まるまで締め込んだ状態)から、6 回転緩めた位置までの範囲内で使用してください。調整ボルトを緩めすぎた状態で使用すると、破損や事故の原因になります。

 

●ポンドを調整する場合
実質ポンドを上げたい場合は、上下の調整ボルトを同じだけ締め込みます。実質ポンドを下げる場合は、上下の調整ボルトを同じだけ緩めます。

 

●ティラーを調整する場合

上下のティラーハイト差を大きくする(下側に対して上側のハイトを高くしたい)場合は、上側の調整ボルトを緩めるか、下側の調整ボルトを締め込みます。ティラーハイト差を小さくする場合は、下側の調整ボルトを緩めるか、上側の調整ボルトを締め込みます。
上側ティラーハイトに対し、下側ティラーハイトの方が0 ~ 12mm 程度低い状態に調整するのが一般的です。適正ティラーハイト差は使用しているリム、矢、ノッキングポイントの位置、シューティングスタイル等により大きく異なります。専門知識のある方のアドバイスを受けるか、調整・実射を繰り返して適正位置を探してください。

リムアラインメントの調整(センターショット)

①リムアラインメントロックボルトを緩めます。【図x】

②左右のリムアラインメント調整ボルトを緩める/締めることで、リムアラインメントを好みの状態に調整します。

③リムアラインメントロックボルトを締めます。

リムアラインメント調整は、ストリングを張ったまま行なうことができます。

例えばリムアラインメントを右に動かしたい場合は、右側の調整ボルトを緩めて、左側の調整ボルトを適宜締めた後、右側の調整ボルトを締め直します。

ストリングを張った状態で弓のフェイス側(自分側)から見たとき、ストリングが上下リムの根元部分の中央を通り、同時にセンタースタビライザーがストリングと重なる状態が基準位置です。【図10】

ストリングを上リムの中央に合わせたとき、下リムの中央より右側を通る場合…上リムを右に動かすか、下リムを左に動かします。

【図11】

ストリングを上リムの中央に合わせたとき、下リムの中央より左側を通る場合…上リムを左に動かすか、下リムを右に動かします。【図12】

ストリングが上下リムの中央を同時に通るものの、センタースタビライザーがストリングより右を向いている場合…上下リムを左に動かします。【図13】

ストリングが上下リムの中央を同時に通るものの、センタースタビライザーがストリングより左を向いている場合上下リムを右に動かします。【図14

センターショットの調整


リムアラインメント調整が完了した状態で、矢をセットし、ストリングが上下リムの中央を通る状態で見て、矢の先端がストリングと重なるか、ストリングに対しわずかに外側(右射ちの場合は左側)を向いている状態が基準位置です。調整方法についてはお使いのプランジャー・レストの取扱説明書を参照してください。適正なセンターショットはお使いのリム、矢、シューティングスタイル等により大きく異なります。専門知識のある方のアドバイスを受けるか、調整・実射を繰り返して適正位置を探してください。

お手入れと保管方法

・使用しないときはストリングを取り外してください。
・汚れがついたときは、乾いた柔らかい布で拭き取ってください。
・化学雑巾、シンナー、ベンジンなどは使用しないでください。塗装面や接着箇所を侵す恐れがあります。
・雨天での使用後は各部の水分をよく乾燥させてから収納してください。
・保管・運搬する際はスタビライザー等のパーツ類を取り外し、付属のハンドル袋に入れてください。
・次のような環境には保管しないでください。

屋外/直射日光の当たる場所/高温多湿/不自然な力の加わる場所・置き方/腐食性ガスが発生する場所/火気の近く

ハンドル・リムのサイズチャート

本製品は25 インチサイズです。リム(ILF 方式)と組み合わせた際の弓のサイズ、推奨ストリング長、推奨ストリングハイトは以下の通りとなります。

 

リムサイズ S M L
弓全体サイズ 66インチ 68インチ 70インチ
推奨ストリング長 159 ~ 160cm(62.5”~ 63”) 164cm ~ 165cm(64.5”~ 65”) 169cm ~ 170cm(66.5”~ 67”)
推奨ストリングハイト 8.25”~ 8.75” 8.5” ~ 9.0” 8.75” ~ 9.5”

 

※ストリング長・ストリングハイトは、お使いのリムの種類、ポンド・ティラーの調整、シューティングスタイル等により大きく異なりますので、あくまで目安と考えてください。

スペック

サイズ:25 インチ
重量:1,250 グラム
材質:A6061-T6(アルミニウム合金)
リム接合方式:ILF
スタビライザー取り付け穴:5/16”- 24 UNF
クリッカー取り付け穴:#6-32 UNC